ハーブの本場ヨーロッパの国々は森林が多く、陸上の植物が豊富ですが、ヨーロッパ3000~4000年の歴史上で伝承医学、民間療法に基づいて薬理作用、医療効果 が認められたもののみがハーブとされているのです。したがって緑黄色野菜の代表のホウレンソウやニンジンは、確かに栄養の多い植物ですが、病気やけがを治したデータがないので、ハーブの仲間には入れません。

 しかし、キャベツはハーブなのです。キャベツから抽出した成分で作られた胃腸薬を思い浮かべればお分かりいただけるでしょう。ハーブは太古より宗教、薬品、飲み物、食品、家庭用品、浴用品、染色、香料、バストイレタリー、園芸など、いろいろと利用されてきましたが、世界で圧倒的に用いられているのが飲み物であり、その大部分がティー(茶)なのです。といっても、その植物全部がハーブとして利用されているわけではありません。大部分がその部位 のみの利用なのです。

 例えば、花をハーブとした有名なものは、カモミール、ハイビスカス、リンデン、ホーソン、マローブルー、ジャスミン。葉を利用した著名なものはペパーミント、ベルベイヌ、メリッサ(レモンバーム)、レモングラス、マテ、ネトル、ルイボス。枝を使ったものではチェリー。実はローズヒップ、ブルーベリー。種はフェンネル、アニスなどです。皮は二つに区分されます。木の皮(バーク)と果 物の皮(ピール)です。バークでは、シナモン、ピールではレモンやオレンジがあります。

 ただし、ハーブキャンデーやハーブせっけんのように100%ハーブを使っていないもの、要するにハーブ&スパイスと称されるようにティー(この場合は緑茶や紅茶、中国茶全般 を指す)にハーブを添加した場合はハーブティーとするか、フレーバーティーとするかは、世界中で意見が分かれるところです。