まず最初に理解してほしいのは、生ハーブ(フレッシュハーブ)は食用に適しており、乾燥ハーブ(ドライハーブ)は飲用に最適だということです。例えば、緑茶の新茶の葉をそのままお湯に入れて飲む人はいないように、フレッシュハーブは飲用には適していません。

 植物は90%以上が水分なので、それを飲用にするにはドライハーブの9倍以上の量が必要な上、生臭かったり、アクが混じり長く煮出さないと養分が出ず、味もかなり落ちます。どうしても生を使いたい時は、ベースに紅茶や緑茶、コーヒーなどを使い、その上に浮かせてください。

 ドライハーブはティーバッグスタイルが一般的で、世界の有名ブランドのハーブティーがそれです。ただし、おいしさを追求する嗜好品(しこうひん)と異なり、薬用効果 を重視する薬用茶はティーバッグよりもホールの方が多いかもしれません。ティーバッグが圧倒的に流通 している理由は、嗜好品として養分を素早く抽出しておいしく飲むために、細かくカットして表面 積を増やさなければならないのと、養分をしっかり抽出するために個々のハーブの一杯当たりの内容量 をデリケートに変えなければならないからです。飲用後の処理のために発明されたティーバッグこそ、ハーブティーには最適なのです。

どうしてもホールで飲みたい方は

・ 短時間で味、色、香り、成分を最大限に抽出するには表面積が多い方が良いので乳鉢を使って粉末にしてから使用します。

・ ポットとカップは温めておき、ポットに人数分のハーブを入れ熱湯を注ぎます。ふたをして5~10分蒸らしカップに注ぎます。抽出時間はハーブによって異なり、花や葉は短め、枝や実、種、根は長めにしてください。

・ アイスの場合はホットの場合の倍を用意し、ホットと同様に入れ、自然に冷やしたものを冷蔵庫でさらに冷やし、氷を入れます。氷の上から熱いティーを注いで作ると水っぽくなるので注意してください。