ハーブのもっともオーソドックスな乾燥法は自然乾燥です。2週間くらい日陰の風通しの良い所に広げるか、室内装飾を兼ねて小分けにして吊るします。手で触って粉々に崩れるようになれば乾燥は完了です。完全に乾燥させないと、変色や変質しやすく、カビの原因ともなります。穀類や野菜、果物への農薬使用もいろいろ論議を呼んでいる今日、消費者の多くが医療効果・薬理効果を求めるハーブに、農薬を使用するということはいかがなものでしょうか。

 長い歴史のある海外からの輸入のフレッシュハ-ブやドライハーブは基本的に無農薬です。海外のハーブは総じて見渡す限り生えている野草や雑草を刈り取ったもので、日本のように野菜と同様に小規模で栽培しているところはほとんどないためです。周りが農薬まみれで行き場のなくなった虫やカビが一斉に集まるので、すっかり乾燥させたら、虫が入り込めないようにするか、もしくは虫が卵を産みつけることのできない遮断物(保存瓶)に入れておくとよいでしょう。乾燥の方法にはシリカゲル(乾燥剤)を使う方法や電子レンジを使う方法、ドライヤーを使う方法などもあり、早く乾燥させたい時には便利です。

 保存に使用する容器は、残量や保存状態が一目で分かるガラス製の密封容器が最適です。陶器の密封容器、ビニール袋なども適しています。ティーである以上、他の茶と同じように直射日光を避けたり、日が当たらない場所、もしくは戸棚の中に置いて保存します。暖かい場所を避けるため、冷暗所(例えば冷蔵庫)に置くのが最適でしょう。日の当たる場所だと香りや有効成分を損ねてしまうからです。

 瓶やハーブ名と日付を記しておき、古い順から使い切るようにします。袋はジッパー付きのビニールが便利です。変わったところでは、ハーブの花や栞、枝を閉じ込めたアイスキューブ(角氷)などは、簡単にできる冷凍保存法といえましょう。夏の暑い時にアイスハーブティーに浮かべると最高です。