現在のハーブティーが控えている問題点を要約すると次の通りになります。

 ティーとしてだけでなく、いろいろな応用ができるマルチ素材であるにもかかわらず、一般 には意外にその本当の用途の多くが知られていません。歴史的に安全性が証明され、欧米で現在も安全にしようされているハーブティーでも、前例主義の日本のおかみの壁(規制)の前に輸入・生産・販売・使用のできないものがあります。

 欧米では子供用と大人用、常時大量摂取と非常用少量摂取では基準の異なる合理的な国もありますが、わが国では頻繁に直接大量 に摂取するものと、少量のしかも時には薄い抽出液でさえも同じ土俵に上げておかみが検索・規制する愚がはびこっています。

 一部の生産・販売側の人たちの有機・無農薬表示に対しての責任感の欠如(安易に有機・無農薬を表示)が挙げられます。

 日本人と欧米人の衛生感のギャップの大きさが挙げられます。特に植物に付着、または発生する昆虫類や外見形状の良くないものに対しての極端なまでの嫌悪感は、欧米人から見ると理解の範囲を超えるものです。

 ハーブティーはその有用性を十二分に引き出してこそ価値があるのです。そのために個々に抽出時間・内容量 ・カットのメッシュを違えなければならないのに、全部を同格にした商品が国産品には多いのです。

 エコロジーに対する考え方の相違により、環境保護のための簡易包装に変えられたヨーロッパのハーブティーのパッケージを粗末と受けとめてしまう消費者の意識と、それに迎合する国内製造業者の一向に改善されない過剰包装ぶり(例えばアルミパックなど)は相変わらずです。

 現在、ハーブティー市場に参入している企業・業者の人々は有名・無名を合わせると相当数になります。また信頼性に欠けるマスコミなどのセンセーショナルであいまいな報道にすぐに影響されるマーケットなども問題でしょう。